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リーガ・エスパニョーラに所属するスペインのバルセロナを本拠地とするサッカーチームのFCバルセロナの2011年のサッカーユニフォームは青色とえんじ色のストライプに黄色の文字が入っているものである。このサッカーユニフォームのレプリカは日本でも販売されており多くのサッカーファンによって購入されている。なかでもメッシが多く購入されている。
AppleがiPhoneとiOSを世に送り出し、Google主導のAndroid OSが同じ市場で戦いを仕掛けたことで、世界のコンシューマー向けスマートフォン市場は大きな変貌を遂げた。インターネット接続機能を持った高機能ケータイが主流だった日本にもその波は押し寄せ、ほんの数年で主要キャリアから発売される新製品の過半数がスマートフォンになるまでに至っている。
【動画:「Windows Phone 7 Mango」最新ビルド デモ、ほか】
その市場の激流に、さらなる大きなうねりが流れ込もうとしている。Microsoftの「Windows Phone」最新バージョン、“Mango”だ。
これが決して大言壮語ではないことは、実際にWindows Phone “Mango”を見てみれば分かる。百聞は一見にしかず。まずは動画で最新ビルドのWindows Phone “Mango”の姿を確認してほしい。
●Windows Phoneの攻勢が始まる
Microsoftは、古くから小型のコンピューティングデバイス向けにWindows CEというOSを提供してきた。通信機能を持たない、PDAと呼ばれた機器が主流の頃から、市場を開拓してきたいわば老舗である。日本のスマートフォン市場の礎を築いた、ウィルコムとシャープの「W-ZERO3」もOSはMicrosoftのWindows Mobileだった。
しかし、Windows CEの流れをくむWindows Mobileは設計思想が古く、iOSやAndroidと並べて比較されると、ユーザー体験という点で大きく見劣りしていた。Windows Mobileを搭載したスマートフォンは、ビジネスユーザーやパワーユーザーなどから一定の支持は得たものの、iOSやAndroidのように広まることはなかった。
その反省を元にMicrosoftが開発したのが、「Windows Mobileのバイナリは1ビットたりとも使用していない」というまったく新しいモバイル端末向けOS、Windows Phone 7だ。
Windows Phone 7を搭載した端末は、日本国内では発売されていないことから、iOSやAndroidに比べて存在感が希薄だが、これまでのWindows Mobileを根本から見直し、フルスクラッチで設計し直された、スマートフォン時代に即した最新OSだ。
●使う人を迷わせない、分かりやすいUI
Windows Phone 7は、開発コード名を「Metro」といい、大都市の地下鉄の路線図のように、“初めて来た人でも目的地にたどり着ける”ことを目指して開発されている。ユーザーを迷わせず、目的とする機能やコンテンツに案内できるのが特徴となっている。
待受画面のロックを解除してホーム画面を表示させると、そこには「Live Tiles(ライブタイル)」という名の基本メニューが現れる。Live TilesはWindows Phone 7の“顔”とも言える部分で、「People」「Pictures」「Games」「Music + Video」「Marketplace」「Office」という主要な機能をまとめた6つの「Hub(ハブ)」と、アプリケーションのアイコンが正方形、もしくは長方形のパネルとしてタイル状に並ぶ。
このHubやアイコン、パネルはそれぞれアプリやWebサービスと連携しており、必要な情報を適宜表示するほか、詳細画面にも簡単にアクセスできる。例えばPeople Hubからは自分のソーシャルネットワーク上の友人アクティビティが確認可能。電話機能なら不在着信の数、Gmailアプリなら未読メールの件数などが随時更新される。またXbox LIVEのゲームとZuneの音楽・ビデオサービスなど、Microsoftがすでに展開している各種サービスとの連携を深めているのもポイントで、すべてのWindows PhoneにはBing検索のためのハードウェアボタンが用意されている。
カラフルなアプリのアイコンが整然と並ぶiOSや、ウィジェットやショートカットを自由に配置できるAndroidとは異なり、一番よく見るホーム画面を、シンプルなタイル状の「情報」をベースに構成するのが大きく異なる点だ。
またHubやアプリを開くと、各階層に細分化された情報が、左右にスクロールできる横長のPanoramaインタフェースにより美しく整理されている。画面の右端に次の画面の情報がほんの少しはみ出して表示されることで、次の画面に何かあることが想像でき、自然と指をスクロールさせることができる秀逸なインタフェースだ。こうしたUIは、iOSともAndroidとも異なる形で、快適で分かりやすい操作感を実現しており、Windows Phone 7の最大の魅力と言える。
●スペックの一部はMicrosoftが規定、アプリ開発はSilverlightで
ハードウェアは、Microsoftが基本構造を規定しており、CPUやディスプレイ解像度など、必要条件を満たさないと端末を製造できない半垂直統合モデルを導入している。iOSほどではないものの、ソフトウェアの互換性は確保しやすく、部品を画一化するので、メーカーの調達コストを抑えられる。Androidのような端末のフラグメンテーション(断片化)も避けることが可能だ。
このWindows Phone 7を搭載した端末は、2010年10月に欧州とアジアの一部地域で発売され、米国でも同年11月にリリースされた。残念ながら日本ではまだ発売されていないが、この秋には、いよいよ国内でも発売されそうだ。そして、Windows Phone 7は日本、そして世界のスマートフォン市場のシェアを大きく変えるポテンシャルを持っている。
Windows Phone 7のアプリ開発にはSilverlight、XNA、Visual Basicを利用する。Silverlightは、Microsoftが開発したWebアプリ開発のために設計されたアプリケーション開発フレームワーク。Webブラウザ上で動画を再生する際などに利用されているケースが多いが、もともとSilverlightは「RIA(Rich Internet Application)」開発用のプラットフォームで、軽快に動作する美しいUIを持ったアプリが比較的短期間で制作できるという。
●Windows Phone “Mango”で日本語を正式サポート
Windows Phone 7の最初の製品が登場してから約半年が経過した2011年5月24日、MicrosoftはWindows Phone 7のメジャーアップデートを発表した。それがWindows Phone “Mango”だ。正式なバージョン番号などはまだ発表されていないが、Mangoは日本語を含む19カ国語に対応予定で、500以上の新機能を搭載し、2011年秋以降にリリース予定だ。
Windows Phone “Mango”の詳細はこちらの記事にあるとおりだが、簡単にまとめると、コミュニケーション、アプリケーション、そしてブラウザという3つの柱で機能強化が行われる。「人」とのコミュニケーションを行うツールとして、ソーシャル機能を強化するほか、マルチタスク対応、検索結果とアプリの連携、Live Tileの機能強化やブラウザの強化が主なトピックとなっている。
6月8日にMicrosoftが開催した開発者向けのイベント、「Windows Phone Developer Day」では、実際にMangoの最新ビルドをインストールした端末を利用して、Mangoの詳細や開発手法の解説を行った。参加者には後日Windows Phone “Mango”の開発用端末を無償提供することを発表するなど、非常に力の入った内容で、対応アプリの開発を後押しする姿勢を示した。
Windows Phone Developer Dayで基調講演を行った日本マイクロソフト 執行役 デベロッパー&プラットフォーム統括本部長 大場章弘氏は、Windows Marketplace for Mobileには、現在約2万本のアプリケーションが登録されていること、1日約160本のペースでアプリがアップされていることなどを紹介。2010年秋以来、Windows Phone 7が200万ライセンス以上出荷されていること、アプリケーション開発ツールは150万以上ダウンロードされていること、すでにWindows Phone 7を利用している人の93%は満足しており、90%は他の人に勧めたいと回答していることなどを挙げ、Windows 8にもMetroのコンセプトが導入されることなどを引き合いに出し、Microsoftの新しいプラットフォームをアピールした。
●日本語入力にも正式対応、濁点も入力できる「カーブフリック」搭載
これまでなかなか詳細な情報が開示されなかった日本語対応についても、Windows Phone “Mango”ではしっかりサポートされる予定で、フリック入力に対応するIMEが搭載されること、濁点の付いた文字が1フリックで入力できる「カーブフリック」というユニークな入力方式をサポートすることなどもWindows Phone Developer Dayで明かされた。待受画面やメニューに縦書きの日本語を配したユニークなインタフェースが用意される可能性もあるようだ。
Webブラウザは、前述の通りIE9ベースになり、PCでWeb閲覧する環境と遜色ない動作を実現している。新しいWebブラウザはHTML5をサポートしており、一部機能はハードウェアによるアクセラレーションが利用できるため、レンダリングも速い。先日の発表会でもiOSやAndroidのWebKitよりも高速であることが示されたが、実際の動作も非常に軽快だ。
Microsoftならではの、Windows Live SkyDriveを経由したOfficeドキュメントのシームレスな閲覧/編集といった機能もWindows Mobileから大きく進化している。
●開発ツールを無償提供、高機能なエミュレーターも用意
開発ツールは、最新版の「Windows Phone Developer Tools 7.1」がすでに開発者向けサイト「APP HUB」から無料でダウンロード可能になっている。500以上の機能拡張をサポートする、1500以上のAPI拡張が行われるWindows Phone “Mango”では、エミュレーターも強化された。GPSやジャイロセンサーなど、実機でないと確認しにくい機能を活用したアプリも、このエミュレーターを利用すれば動作を確認できる。端末を動かしたり、任意の位置情報を取得させたりできるため、動作検証の難易度が下がりそうだ。
このように、Windows Phone “Mango”は着実に国内での製品投入へ向けて歩を進めている。ここまでiOSとAndroidが市場を席巻した今となっては、少々製品投入のタイミングが遅かったのではないか、という声もあるが、スマートフォンの本格普及はまだ緒に就いたばかり。Windows Phoneの新しいUIと操作感は、コンシューマー向けスマートフォンの第3極としてしっかりと地歩を築き、シェアを撮っていけるだろう。
ちなみにWindows Phoneの開発パートナーには、Dell、Garmin-Asus、HTC、Hewlett-Packard(HP)、LG Electronics、Samsung Electronics、Sony Ericsson、東芝、Qualcomm、Nokia、Acer、ZTE、富士通が名を連ねている。国内メーカー製の端末がリリースされる可能性も高い。
iOSやAndroidに、“スマートフォン”の座を奪われてしまったWindows Phone。しかし、後発になった分、ライバルの持つ優位性や欠点を研究し、よりよいものを作れたという強みもある。人と人とのソーシャルなつながりを軸に設計された新しいWindows Phone “Mango”は、世界のスマートフォン市場で、今後プラットフォームとしての評価が高まるはずだ。日本国内での展開も含め、スマートフォン市場におけるMicrosoft(そして日本マイクロソフト)の「次の一手」には今から注目しておくべきだろう。
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